2011年02月11日
ビバ!! タイ❤
2月の極寒の日本がうそのようだ
常夏の国タイは夜になってもいっこうに涼しくならない
少し歩くとTシャツが汗ばんできた
先刻、胃袋に流し込んだアルコールも汗とともにすっかり出てしまった
この国の夜は長い
すっかりタイの夜を満喫した感があるが、まだ宵の口だ
さて、せっかくだからもう少し街に溶け込むことにしよう
昼間炎天下の中、のどの渇きを潤すために寄ったジュースバーの出店が目に入った
ここのオヤジは気さくな奴だ
私を日本人と知りながら、決してボルようなことはしない
昼間は人通りもまばらなこの界隈でのんびり商売をしている
「おい、兄さん、どこから来たんだい?」
「日本だよ」
「そうかい 仕事かい?」
「いいや、観光さ」
「アユタヤには行ってきたかい?」
「ああ、2日前にね」
「あそこには俺の妹がいるんだ」
そんな取り留めもない会話を交わしながら、
ジリジリと焼けつく太陽の元、仕事をこなしている彼に私はジュースをご馳走してやったのを思い出した
この時間は昼間の数十倍の人たちが
まるで地中から湧き出して来たかのように喧騒を作っている
日中ののんびりした雰囲気が今はない
どこの店も今が稼ぎ時と必死の形相だ
彼も例外ではない
あまりの忙しさに、温厚な彼が少しイラついているのが私の側からも見て取れた
そんな様子を横目で見ながら、私は早々にそこを立ち去った
金欲、色欲、物欲、食欲…あらゆる欲がバンコクの夜には渦巻いている
それを求めにやってくる外国人の姿も多い
そんな欲望の塊に押し潰されそうになりながらも、何とか理性を保ち
ホテルへとたどり着いた
私もジュースバーの彼と同じようにイラついていた
いや、どうやら彼のそれとは異なる種のものだ
それをもたらす具体的な原因は分からないが、
私の中の尖った神経を鎮めるために冷たいシャワーをいつもより長めに浴びた
日本より大型のシャワーがその日の私のほてりを心地よく冷ましてくれた
シャワー室から出ると、大きなキングサイズのベットに横たわり、
静かに目を閉じた
つづく かも
続きを読みたい方は… こちらhttp://morihiro.eshizuoka.jp/
常夏の国タイは夜になってもいっこうに涼しくならない
少し歩くとTシャツが汗ばんできた
先刻、胃袋に流し込んだアルコールも汗とともにすっかり出てしまった
この国の夜は長い
すっかりタイの夜を満喫した感があるが、まだ宵の口だ
さて、せっかくだからもう少し街に溶け込むことにしよう
昼間炎天下の中、のどの渇きを潤すために寄ったジュースバーの出店が目に入った

ここのオヤジは気さくな奴だ
私を日本人と知りながら、決してボルようなことはしない
昼間は人通りもまばらなこの界隈でのんびり商売をしている
「おい、兄さん、どこから来たんだい?」
「日本だよ」
「そうかい 仕事かい?」
「いいや、観光さ」
「アユタヤには行ってきたかい?」
「ああ、2日前にね」
「あそこには俺の妹がいるんだ」
そんな取り留めもない会話を交わしながら、
ジリジリと焼けつく太陽の元、仕事をこなしている彼に私はジュースをご馳走してやったのを思い出した
この時間は昼間の数十倍の人たちが
まるで地中から湧き出して来たかのように喧騒を作っている
日中ののんびりした雰囲気が今はない
どこの店も今が稼ぎ時と必死の形相だ
彼も例外ではない
あまりの忙しさに、温厚な彼が少しイラついているのが私の側からも見て取れた
そんな様子を横目で見ながら、私は早々にそこを立ち去った
金欲、色欲、物欲、食欲…あらゆる欲がバンコクの夜には渦巻いている
それを求めにやってくる外国人の姿も多い
そんな欲望の塊に押し潰されそうになりながらも、何とか理性を保ち
ホテルへとたどり着いた
私もジュースバーの彼と同じようにイラついていた
いや、どうやら彼のそれとは異なる種のものだ
それをもたらす具体的な原因は分からないが、
私の中の尖った神経を鎮めるために冷たいシャワーをいつもより長めに浴びた
日本より大型のシャワーがその日の私のほてりを心地よく冷ましてくれた
シャワー室から出ると、大きなキングサイズのベットに横たわり、
静かに目を閉じた
つづく かも

続きを読みたい方は… こちらhttp://morihiro.eshizuoka.jp/
2011年02月10日
タイの少女

次のテーブルでも少女は邪険に扱われていた
目を凝らしてよく見ると横顔に凛とした輝きがある
その少女が何となく気になって行方を目で追った
いくつかのテーブルを回って、やっと客を捕まえた少女は
その後もしばらくそこで商売をし、私の視界から間もなく消えた
客と笑顔で会話をする少女
実に無邪気な笑顔だ
その姿を見て何となくホッとした私は
2本目のハイネケンを店員に注文したのだった
ハイネケンを飲み干し、店員にチップを渡すと
私は席を立ち、ストリートを南へと歩き始めた
車道は夕方から続く渋滞が残っていて、
排気ガスでもやが掛かっている
エンジン音や、けたたましいクラクションの騒音で
人々の会話はかき消される
これが毎晩のタイ中心街の光景だ

歩道が広くなっているところには様々な出店が軒を連ねている
ここ一帯の出店の主たちの中には耳が不自由な人が多いらしく
手話を使って会話をしている
私が商品を指さすとすぐに電卓をはじき値段を提示する
私は冷やかすだけでその場を後にした
つづく かも

2011年02月09日
屋台街 in タイ
タイでの最終日
夜の帳が落ちると…
私の体は勝手に屋台街へと吸い込まれていった
威勢のいい声が飛び交う
はちきれんばかりのエネルギーが街全体を覆っていた
そこに集う人々の活気あふれる姿が私を元気にする
密集する人の波に押されながら、何とか空いた席を見つけることが出来た
席に着くとすぐ、店員がオーダーを取りに来る
タイの生活はのんびりしているが、
金の匂いには目ざといのがタイ人だ
私はハイネケンビールを注文し、ビンごとのどに流し込む
コップは使わない
それがここのスタイルだ
間もなく、ナッツをたくさん入れたカゴを下げた少女が寄って来た
「おつまみは足りてる?」
そんなことを言っているようだ
私は丁寧に断ると少女はスッと次のテーブルに向った
つづく かな
夜の帳が落ちると…
私の体は勝手に屋台街へと吸い込まれていった
威勢のいい声が飛び交う

はちきれんばかりのエネルギーが街全体を覆っていた
そこに集う人々の活気あふれる姿が私を元気にする
密集する人の波に押されながら、何とか空いた席を見つけることが出来た
席に着くとすぐ、店員がオーダーを取りに来る
タイの生活はのんびりしているが、
金の匂いには目ざといのがタイ人だ
私はハイネケンビールを注文し、ビンごとのどに流し込む
コップは使わない
それがここのスタイルだ

間もなく、ナッツをたくさん入れたカゴを下げた少女が寄って来た
「おつまみは足りてる?」
そんなことを言っているようだ
私は丁寧に断ると少女はスッと次のテーブルに向った
つづく かな
